2023-05-30
不動産市場が活況にあるといわれているなか、マンションの売り時に迷っている方も多いでしょう。
また、築30年以上が経過した築古物件を所有している方は、スムーズに売却する方法が気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、中古マンションの築年数が売却に与える影響、資産価値や売り時について解説します。
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中古マンションの資産価値を決める要素は、土地と建物に分けられます。
土地は時間が経過すると劣化するという性質を持たないため、築年数という概念を持ちません。
そのためマンションの資産価値を左右するのは建物のみであり、一般的に築年数が経過すればするほど価値は下がっていきます。
つまり、築年数が経過した中古マンションは建物の資産価値が下がることにより、結果として売却価格も下がっていくのです。
また、マンションが建てられている土地は所有者の共有物とみなされ、この土地に対する権利を敷地権と呼びます。
売却の際は、居住スペースである専有部分と廊下などの共用部分、そして土地に関する敷地権を売却することになります。
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中古マンションの市場において、もっとも成約率が高いのは築6〜10年の物件です。
築年数が浅い物件は売れやすいと考えがちですが、その分売却価格が高くなるため必ずしもそうではありません。
そのなかで、売り時としておすすめな築年数は、築5年未満の物件と築15~25年の物件です。
築5年の物件は購入時新築であったケースが多く、内装や設備の状態が比較的良いと考えられるためニーズが高いです。
築15~25年の物件は、新築または築浅物件よりも手頃な価格で購入できる点、築年数のわりに設備の劣化が進んでいない点が魅力となっています。
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一般的に築30年以上の物件は市場におけるニーズが低いため、売れにくいといわれています。
ただし、大規模修繕が完了したばかりの物件や、人気エリアに所在する物件については、購入希望者が現れやすいでしょう。
大規模修繕は築30年前後のタイミングで実施されることが多いため、工事が完了したばかりの物件は外壁やエレベーターなどの共用部分の状態が改善されます。
また人気エリアに所在する物件は、建物の資産価値は低くなるものの、土地の資産価値を保てるもしくは上昇する可能性がある点が大きなメリットとなります。
場合によっては、査定額よりも高い金額で売却できることもあるでしょう。